ヤコブ筆・手紙

1 神と王なるイエス・救世主キリストの家来ヤコブより

世界中に散らばった12部族イスラエルへ。

壁を乗り越える信仰と知恵

2 兄弟姉妹のみなさん

そちらは問題だらけですか?

それなら喜べ!この先も困難が待ち受けているだろう!

3 神を信頼しているか試される時、初めて根性が鍛えられる。

4 逃げ出さず、雑草魂を燃やすなら、その根は成長し、しんの通った人格者になれる!そうして神が望む、神以外のものを必要としない人間になるのだ。

5 知恵が足りてないか?

遠慮なく求めればいい!必ずくれる。心の広い神は与えるのが大好きだからだ!

6 ただし、神が必ず答えてくれると信じて求めるんだ。途中で疑わないように。疑う心は、風の吹くがままに波立つ水面のように、感情のアップダウンが激しい。

7 そんな人はイエス王に何を期待しても無駄。 8 相反するものを求めるので、どっちつかずの人間になる。 

本当の富

9 世間で身分が低いため、粗末そまつにされるイエスの信者クリスチャンは喜べ!

あなたは神の宝物だ!

10 また、裕福なイエスの信者クリスチャンは、神様がプライドを取り除いてくれることを喜べ!

その栄華は、花のように、生涯とともにはかなくちる。

11 富はまるで、真夏の太陽が水分を干上ひあがらせ、枯れて散った草花。 美しかった花はどこへやら。富は将来を描いているまっただ中に息絶える。

誘惑の源は?

12 誘惑に負けずに信じ続ける者は、幸せ者だ。

神を愛す人に約束された、永遠の命エターナルライフかんむりが贈られるからだ。

13 悪事に手を出したくなった時、神から誘惑されたなどと、言ってはいけない。悪事を望まない神が悪事へ誘惑するわけがない。 

14 人は自分の悪い欲望に釣られて誘惑されるのだ。

15 欲望が完全にふくらむと過ちを犯し、過ちが完全にふくらむと死を生み出す。

16 だから、兄弟姉妹よ。だまされないでくれ。

17 すべて良いもの、完全なものは、空に輝くすべての光を創った神から贈られる。

神は光輝くが、その光に照らされてゆれる影のように、変化することはない。

18 神は、最高な知らせゴスペルをとおして、私たちを生まれ変わらせてくれた。

こうして私たちは、神の創造物で一番最高な家族の一員となれたのだ。

謙虚に、耳を傾け、身に刻む

19 愛する兄弟姉妹よ。

話すよりも先に耳を傾け、短気よりも気を長く持つことを心得なさい。

20 怒りは、神の標準から、私たちを遠く引き離す。

21 だから、どんな悪も過ちも人生から一掃するんだ。

心に植えられた神の教えを謙虚に受け入れるならできる。

22 また、聞くだけでなく、神の教えに従うことも、忘れてはならない。

聞くだけ聞いて、動かないなら意味がない。

23 聞いて、行動に移さない人は、まるで鏡に映る自分を見た 24 後に、自分がどれだけひどい格好をしていたかすっかり忘れて何もしない人のようだ。

25 しかし、過ちから自由にする神の完璧な教えを一心に見つめて行動する人は、何をするにも喜びでいっぱいになる。神が祝福してくれるからだ。

そんな人は教えを聞いただけで終わらず、教えを信じて行動する。

神を讃える本当の方法

26 自分は神を敬う者だと思っていても、その口が周りの人間にお構いなしなら、そんな信仰に価値はない。

27 父なる神が求める欠点なき純粋な捧げものとは、あなたが世の中に染まらず、孤児や未亡人のような生活に苦しむ人を助け、世話をするイエスの信者クリスチャンだ。 

身分や豊かさでひいきしない

1 兄弟姉妹よ。

栄光に輝く我らの王なるイエス・救世主キリストを信じているなら、

相手を金持ちか貧しいか、身分が高いか低いか、そんな計りでえこひいきし、態度をがらりと変えてはならない。

2 たとえば、教会に、りっぱな身なりで高価な金の指輪をはめた金持ちと、みすぼらしい身なりの貧乏人とが、同時に入って来たとしよう。

3 その時、金持ちに対しては、ちやほやし、ユダヤ集会所シナゴグの特等席へのご案内。

一方、貧しい人には、

“あんたはあそこに立つか、床にでも座っておけ”

と言うなら、どうだ?

4 ある人間が他の人間よりも偉いと言っているも同然ではないか?

あなたは自分を裁判官になりあげる。

悪い判断しかできない裁判官だがな。

5 愛する兄弟姉妹たちよ、よく聞きなさい。

神は貧しい人を選び、豊かな信仰を持つ者とした。神を愛す者に約束された神の王国キングダムが贈られたのだ。

6 それなのに、あなたがたは、貧しく身分の低い者を見下した。あなたがたをこき使い、裁判所に訴えるのは身分が高い金持ち連中ではないか!

7 また、我らの王なる神様の偉大な名をバカにするのも、彼らだと知っているだろう。

8 “自分を気遣うほどに周りを気遣う”

この聖書の掟一つ守れば、聖書の掟すべてを守ったのだ。

9 しかし、誰かを誰かよりひいきすれば過ちだ。神の掟を破ったことになる。

10 神の掟全体を、注意深く守っていても、一つでも失敗すれば、すべてを破った同然の罪が科せられる。

11 なぜなら、 “結婚相手以外とセックスをしてはならない” と言った神は、殺してはならない”とも要求した。だから、姦淫かんいんを犯さなくても、だれかを殺せば、すべての掟を破ったことになる。

12 救世主キリストの言いつけを守ったかどうかで、判決を下される。だから、よく注意してものを考え、話し、行動しなさい。

13 情けを示さない人には、容赦なく神の裁きが下る。しかし、情け深い人には、神だって情けをかける。

信じる事と神の心の実行

14 兄弟姉妹よ。

神を信じていても行動に結びつかないなら意味がない。それでは、誰も救われない。

15 あなたが知っている人で着る物、または食べ物に事欠く人がいたとしよう。

16 “それは困りましたね。でも神がついている!しっかり暖まって、お腹いっぱい食べれるといいですね”

と、言って何もしてあげないなら、意味なんてあるわけがない。

17 同じように、どれだけ信じていても、何もしないのであれば、死んだ信仰だ。

18 “ある人には信じる役割があって、ある人は良い働きをする役割がある”と主張する人に言わせてもらう。

行いなしで信仰は語れない。私の信仰は行いが物語っている。

19 神はただ一人だと信じているか。結構。

しかし、悪魔でさえそう信じている!だからやつは身の毛もよだつ思いで恐れている。

20 愚か者が。信じて座っていても意味がない。証明してほしいか?

21 信仰の父アブラハムでさえ、その行いによって、神に認められたではないか。彼は、大事な息子イサクを供え物として祭壇さいだんにささげよと、神に命じられたとき、いさぎよく従った。

22 ここでアブラハムの信仰と行いが結びついていることが分かるか?彼の信仰は行動で完成し、 23 “アブラハムは神を信じたおかげで、神との仲が認められた”――【聖書:創世記15:6より引用】

という聖書のことばどおり、アブラハムはと呼ばれるまでになったのだ。

24 これで、信じるだけではなく、信じることから生まれる“行動”あってこそ、救われたのがはっきりすることが分かるだろう。

25 売春婦ばいしゅんふラハブも、その一例だ。彼女はイスラエル神の民が送り出したスパイをかくまい、別の道から、安全に逃がした。この行為によって、なんと売春婦ばいしゅんふである彼女が神に認められたのだ。

26 息をしない体が、死んでいるように、信じても動かない信仰は死んでいる。

言葉のコントロール

1 兄弟姉妹よ。

あなたがたのほとんどに指導者になることは勧められない。人の見本となるべき私たち指導者は、神に求められる基準も高く、過ちを犯せば、他よりきびしいさばきが下るからだ。

2 誰でも多くの過ちを犯すが、舌を思いどおりコントロールできれば、体も完全に制することができる。

3 馬を意のままに引き回したい時は、口に、小さなくつわをかけるだけで充分。

4 大きな船も、小さな舵1つで、どんな嵐の中でも、思いのままに進路を変える。

5 同様に、舌もちっぽけなものではあるが、使い方を誤ると、大口や小口を叩くようになる。

まるで小さな火が大森林を焼き尽くすように。

6 舌は地獄の火。それは世の悪のかたまりで、体全体にその毒を伝染させ、すべての人の魂に悪影響を及ぼす火となる。

7 人間は、あらゆる獣、鳥、魚、地を這うものを、思いのままに支配できるが、 8 自分の舌だけは思いどおりにできない。舌は悪意があり、休みなくいつでも死の毒を吐き出そうと身構える。

9 私たちは、この舌で、ある時は天の父をほめたたえ、またある時は神に似せて創られた人間を呪う。

10 分かるか、賛美と呪いが“同じ口”から出ているのだ。

兄弟姉妹よ。

こんなことは絶対にあってはならない。

11 同じ泉から良い水と悪い水が溢れるか? 

12 いちじくの木にオリーブの実がなったり、オリーブの木にいちじくの実がなったりするか?

もちろん、ありえない。また、塩水から、真水をむことはできない。

天からの知恵

13 知恵がある者は善い生き様で示せ!それも謙虚に。

知恵がある者は、自分の行いを鼻にかけないからだ。

14 もし自分に、にがにがしい思いやねたみがあるのなら、現実を隠そうと知恵があるなんて苦しまぎれの自慢をするんじゃあない。

15 ねたみや自己中な思いは、神の知恵ではなく、世の中の考えだ。それは、神の霊ホーリースピリットからではなく、悪魔のわる知恵だ。

16 ねたみや、自己中心がうず巻く中にいる人は、混乱が生まれ、あらゆる悪がはびこる。

17 しかし、天からの知恵は、まず純粋であり、愛と自信にあふれ、おだやかなやさしさに満ち、すぐに喜んでくれる。

また、いつも思いやりとにあふれているので、いつでも人によくしたり、助けたりする準備ができている。

そして、律儀で誠実。 18 平和を願う人は、平和の種をまき、善行からった祝福の実を刈り取るのだ!

世の快楽にではなく、神に身をささげる

1 あなたがたの口論や争いは、いったい何が原因か知っているか?

心にうず巻く、悪い欲望から出たものではないか。

2 あなたがたは、殺してでも、欲しいものを手に入れたがる。他の者が持っているものが手に入らないと分かったら、争ってでも手に入れようとする。 欲しいものが手に入らないのは、“神に”求めないからだ。 

3 それか、その目的や動機が、まちがっているからだ。自分の快楽だけのためなら叶えられないのも納得がいく。

4 あなたがたは、まるで、夫の敵にびるだらしのない妻のようだ。この世の価値観という、神の敵と友達になることは、神を敵に回すことを意味する。世の価値観の友となれば、自ら神の敵を名乗ったことになるのだ。

5 あなたがたにとってこの聖書のことばは意味がないのか?

神が私たちに入れてくれた神の霊ホーリースピリットがねたみなんかに支配させていいのか?とんでもない!

6 謙虚なら今まで以上に最高な祝福をされるのだ。

この聖書箇所のとおりだ。

神はてんぐっぱなと対立し、謙虚心に恵みを注ぐ――【聖書:箴言3:34より引用】

7 神へ謙虚に身をささげ、悪魔に立ち向かうなら、悪魔はしっぽを巻いて逃げる!

8 神に接近すれば神も接近する。

神と世の中の快楽の両立という罪に染まった者よ。

足を洗え! 考えを改め、 9 過ちを悔いて、泣いて、涙を流せ! 笑いは涙、喜びは悲しみへ。 

10 イエス様の目に謙虚ならば、偉大な者へと引き上げてくれる。

裁判官は人ではなく神

11 兄弟姉妹よ。

互いを批判してはならない。これが守れないようなら、“互いに愛さなければならない”という神の掟を踏みにじり、神の掟が間違っていると宣言するも同様。つまり、恐れ多くも自分を神に仕立て上げていることになる。あなたのなすべきことは、神の掟の良し悪しを決めることではなく、それに従うことだ。

12 正しく裁くことのできる方は、掟を創られた神ただ一人。神だけが、意のままに、私たちを救い、滅ぼせる。それなのに人を裁いたり、批判したりするあなたは、いったい何様だ?

明日は神のもの

13 “今日か明日、街に出かけ、1年かけて一儲けしよう”

このように明日を語る人はよく聞け。

14 あなたに明日の何が分かる?人生とは、今は見えても、すぐに、消えてしまう霧のようにはかない。

15 だから、こう言うべきだ。 

“神様が望むなら”あれこれしよう!

16 ところが、天狗になったあなたがたからは自慢が止まらない。神様ではなく、自分のおかげだとする自慢は悪だ。

17 また、神様中心の将来を描くことが正しいとわかっていながら、そうしないのなら大きな過ちだ。

裕福な人と自分勝手な人への警告

1 金に心を売った金持ちはよく聞け!

迫り来る災いのために声をあげて泣き叫べ!

2 富や栄光は色あせ、着物はボロぞうきんに変わる。

3 あなたの金、銀はサビつき、あなたのメッキは剥がれる。

そのサビはまるで火のように全身を食いつくす。

世が終わるというのにため込むその財産。

4 それは、あなたの職場で働く者の労賃ろうちんをしぼりとったものであり、彼らは叫び声をあげた。そして、その叫びは、万軍ばんぐんの王の耳に達したのだ。

5 地球でぜいたく三昧ざんまいに暮らし、ありとあらゆる快楽にふけった。まるで、家畜かちくを殺して食肉にする屠殺場とさつば送りにするため、太らせたかのような体と心。 6 あなたは、自分を守るすべもない善良な市民に、情けをかけず、見殺しにした。

雑草魂ざっそうだましいを持て!

7 兄弟姉妹よ。

根気強くイエス様が戻るのを待て。

まるで良い作物が育ち収穫できる秋の雨から春の雨にかけて辛抱する農夫のように。

8 もうすぐで我らの王は帰ってくる!希望を捨てず、ふんばるのだ。

9 兄弟姉妹よ。

互いにぶつぶつ文句を言うな。

その非難の口を止めないなら、有罪判決をまぬがれることはできないのだぞ。

その裁判官たるイエスは、今にも来る。

10 兄弟姉妹よ。

どんな苦難にも耐えて神様のために生きた預言者を見ならいなさい。

11 彼らは、地上で大変な苦しみに遭ったものの、最後まで律儀りちぎに神様に従った彼らは神に恵まれており、我らは偉大な存在として敬意をはらう。

雑草魂と言ったらヨブだ。彼を襲った試練の嵐が過ぎ去ったあと、神様がどれだけ彼を祝福したか。ヨブの話から神の恵み深さ、心の広さが分かる――【聖書:ヨブ記を参照】

“はい”は、はい。“いいえ”は、いいえ。

12 兄弟姉妹よ。

大切なのは、天にであれ地にであれ、何かにかけて誓ってはならない・・・

“はい”なら、はい。“いいえ”なら、いいえ。誓いを破り、うその罪で罰せられないためだ。

いつでも祈れ!

13 悩んでいる人は祈りなさい!

喜んでいる人は歌いなさい! 

14 病気の人は、教会指導者に王・イエスの名によって油注ぎを受け、祈ってもらいなさい! ――【油注ぎとは、イエスの祝福が注がれることを表した行事であり、ひたいに油を塗って祈る、あるいは、病のあるところに塗って祈る単純なものだ】

15 そう信じて祈るなら、誰のどんな病気をもイエス王が癒す。

犯した過ちが原因で病気になっているなら、ゆるしてくれる。

16 だから、互いに過ちを告白し、祈り合いなさい。

癒してもらうために。 

神の意志を担う人が祈るなら、最高なことが起きる。

17 預言者エリヤは、取り立てて、私たちと変わったところのない人間だったが、雨が降らないようにと祈った。すると、3年半もの間1粒の雨も降らなくなったのだ。

18 そしてまた、雨が降るようにと祈ると、今度は雨が降り、緑が回復し、農作物も生き生きと生長したではないか。

地獄から救いだせ!

19 我が兄弟姉妹よ。

誰かが真理、つまりイエスから離れ、イエスの信者クリスチャンの誰かが彼を引き戻すのを助けたとすれば、 20 その人は、彼を永遠に救ったことになる。 その人が犯したすべての過ちが神様よりゆるされ、地獄行きの将来から救いだされるからだ!

ヤコブより