ペテロ筆・手紙Ⅱ
第1章
あいさつ
1 イエス・
私たちと同じ祝福が与えられる信仰を持つみなさんへ
それは我らの神であり救世主であるイエスがいつも正しく公平だからこそ与えられた信仰だ。
2 神と我らの王・イエスとの関係を築いたことで、さらに恵まれ、さらに平和となるように。
全ての必要を満たす神
3 偉大な力を持つ“イエスと関係を築くことで”、神に認められ、神に誇りとされる道を歩むために必要なすべてが与えられる。
私たちは、イエスの栄光と、偉大な力によって選抜された!
4 また、そのおかげで究極かつ最高峰の祝福が贈られた。この約束されし祝福は、人の魂をダメにする欲望から解放し、神がかった人間にさえもしてくれる!
5 この神様からの約束を受けとったからには、なんとしてもこれらを人生に加えなさい:
信仰には善、
善には知識、
6 知識には自制、
自制には根気強さ、
根気強さには忠誠心、
7 忠誠心には神への献身と、教会の兄弟姉妹へのやさしさ、
やさしさには愛を。
8 これらすべてが内にあり、成長しているなら、神のために大活躍だ!それは王なるイエス・
9 信じるだけでそれ以上成長しない人は、目が腐っている!何を手にして、どんな罪から解放されたのかがまるで見えていない。
10 兄弟姉妹たちよ。
神はあなたを自分のものとして選び、使命を与えたのだから、完全に全うするのだ。そうすれば、人生に失敗はない。
11 そして神であり王なるイエス・
12 もちろん、みなさんは真理を強く握りしてめているので、これらのことはすでに知っているだろうが、あなたがたの耳にタコができるまで言わせてもらう。
13 いいや、私の命の限り言おう!
14 私の体はもうながくもたない。我らの王なるイエス・
15 だからこそ、命の限りその心に刻み込む。私が去ったあとも、しっかりと受け継がれるように。
救世主 の栄光を見た
16 私たちは王なるイエス・
17 「わたしの愛するむすこ、わたしの誇り」
この偉大な神の声を、天から聞いたとき、イエスは父親である神から栄光に輝く花を持たされた。
18 私たちもイエスと共に聖なる山にいるとき、天から響いたこの声を聞いた。
19 これで、預言者のことばの意味がはっきりした。
預言者のことばに、もっと関心を寄せるといい。
暗闇に輝くともしびのような預言者のことばに目を向けるなら、夜が明けて昇る
20 なぜなら、聖書にある預言者のことばは、預言者が勝手に考え出したものではないからだ。
21 預言者の思いつきではなく、
第2章
詐欺師
1 しかし、これら預言者が活躍していた時代にも、えせ預言者はいた。
同様に、みなさんの中にもえせクリスチャンが指導者ヅラして現れるだろう。彼らは神について、
しかし、彼らは恐ろしい最期を迎える。
2 真理に反した彼らの都合のよい理屈に多くの人が流される。
そして、彼らのせいで、イエスの道が笑いものにされる。
3 先生ぶったえせクリスチャン連中は貪欲で、人のふところをねらうためには、手段を選ばない。
しかし、神は昔からそんな連中に容赦はしなかった。連中の滅びは目前だ。
4 神は、過ちを犯した天使でさえ、少しの手加減もせずに、地獄に叩き落とし、
5 また、大昔も、神のことばを語ったノアとその家族7人を除いた全人類を、大洪水で滅ぼした。神に反したからだ。
6 また神は、過ちの都市ソドムとゴモラを灰の山と変え、地上から消し去った。それは、後世の、神に反する者へのみせしめと警告だ。
7 だが、善人だったロトは、その都市ソドムの自己中な人間にひどく悩まされており、神によって救い出された。
8 過ちの都市ソドムに住んでいた彼は、来る日も来る日も、人の悪事を見て、心を痛めていたんだ。
9 ここで分かるように、我らの王、神は私たちを、さまざまな誘惑から必ず救い出してくれる。しかし、悪意を持った人間は、あえて
10 この罰は、生まれながらの
えせクリスチャンは、いい顔をするが、考えは自己中で自分を偉いと思っている。さらには馬鹿げたことや、悪い事もしてくるが、
11 人類よりもはるかに強く、はるかに身分が高い天使でさえ、他の霊的な力を中傷したり非難したりしない。
12 だが、えせクリスチャン連中は自身が、だれに歯向かっているのか見当もついてない!
どれだけ恐ろしい滅ぼされ方をするか知らずに笑っている。
まるで、考えなしに恐れ多いことをするケモノのように。
まるで捕らえられ、殺されるために生まれてきたケモノのように。
13 多くの人を苦しめた彼らは、苦しむ運命にある。
代価はきっちり払わされる。
来る日も来る日も、悪い快楽にふけっていながら、
14 その目は、あらゆる女の尻を追いかける。
そして、体目的で女の弱さにつけこみ、うまくだまして汚れた関係を持つ。
彼らは欲求不満という名の呪いにかかっているのだ。
15 進むべき道を踏み誤った彼らは、不正によって得た金の
16 もっともベオルの子バラムは、狂った道をそれ以上進まないようにと、警告を受けた。自分のろばに、人間の声でしかられた、という聖書箇所を、読んだことがあるだろう。
17 このようなえせクリスチャンは、干上がった泉のように、期待をさせておいて何もしない役立たず。
嵐に吹き飛ばされる雲のように、まわりにすぐ流される。
18 彼らの手口は、意味もなく手にしているものを自慢すること。
つまり、人の欲をえさにして、やっとの思いで過ちの生活から足を洗った人たちの道をそらし、再び過ちの道へ導くいい顔をした極悪人だ。
19 彼らは人に救いを説くのに、自分自身救われていない。
過ちに犯された頭は
20 王なるイエス・
21 イエスの道を悟ったあとで、その
22 このことわざがぴったりはまる。
「犬は吐いたゲロをなめ、ブタは洗ってやっても、どろの中をころげ回る」―― 【聖書:箴言26:11より引用】
第3章
イエス再臨。その日まで・・・
1 友よ。これで2通目の手紙だが、私がこの2通の手紙を書き送ったのは、みなさんが知っている事柄を改めてはっきりさせるためだ。
2 聖なる預言者がその昔にした預言、また、使徒たちを通して伝えられた、我らの王、
3 まず始めに思い起こしてほしいこと。それはこの世の終わる日に、真理をあざ笑う者が出てくるという事。自分たちのやりたいようにやる悪い事に中毒となっている。
4 「イエスがまた戻るって?それじゃ今、イエスはどこにいるんだ?この世界は創られた時から、何一つ変わらず回っている」人はそう言うだろう。
5 だが、彼らは神の行なった事実から目をそらしている。
天があり、
6 そして、その水によって滅ぼされたという事を―― 【ノアの時代の大洪水だ】
7 この神と
8 愛する友よ。これだけは忘れるな。
神様からしたら1日は千年であり、千年は1日のようであることを。
9 再びイエス様がやって来るという約束が、なかなか実現しないがゆえに、時にはいったいどうしたのかと、じれったく思うかもしれない。
でも神は、いたずらに日を延ばしているわけではない。むしろ、1人でも多く救おうと辛抱強く待ってくれている。過ちを悔い改め、道を正すために必要な時間を与えてくれているのだ。
10 しかし、その日は、まるで泥棒のごとく、思いがけない時にやって来る。
その時、天は恐ろしい響きをたてて消え、星々は火だるまとなって崩れ落ち、地と地上のすべてのものは、ありのままの姿をさらけ出され、跡形もなく焼き滅ぼされる。
11 このように、私たちの周囲のものいっさいが、破壊されなくなる運命にあるのだ。
そうであれば、私たちはどれほど神を讃え、その心を受け継いだ生活を送らなければならないことだろうか。
12 その日を今か今かと待ち望み、その日がいっそう早まるように生きろ。
その日、神は天に火を放ち、星々は火に包まれ、溶けてなくなる。
13 しかし、その後には新しい天と地を創ってくれるのが神の約束。
そこに、悪いものを排除したすべての良いものが住む!
14 愛する友よ。
みなさんはこれらの出来事と、イエス様が再び戻ることを、待ち望んでいるのだから、自己中にではなく、過ちを避けた人生を精一杯生きるのだ。神との平和条約を保つのだ。
15 イエス様が、辛抱してくれたから救われたのだと肝に銘じておくのだ。
我らが愛す兄弟パウロが神の知恵でつづった手紙に記されているとおり。
16 彼がつづった手紙は、これを意味している。
ある人はこの難しい手紙の内容を自分の好きな様に解釈して、自分の人生をめちゃくちゃにする。
ほかの聖書箇所でさえ同じことをし、結局滅ぼしているのは自分だ。
17 愛する友よ。知っているからこその警告だ。
あの真理知らずたちの影響で足を踏み外さないように。
強く信じているものを奪われないように。
18 むしろ、王なるイエス・
すべての栄光と輝かしい名誉は、今も、後も、とこしえにイエスのもの。
ペテロより